Your time has passed.

道交法改正で高齢運転者標識が義務化されることになったのは去年の6月。いわゆるわかばマークのことである。はっきりいってこれは当然行うべき措置であると自分は思う。身体能力の低下で生じる運転技術の衰えは、本人たちが思っている以上に重大なものだ。偏見も混じってはいるが、自分は昔のようにできる、という自信が多くの高齢ドライバーに見られると思う。

しかしながら、65歳以上の高齢者に主たる原因がある事故は昨年の2007年に10万件も起こっている。事故数の移行を見ると他の年代層は減っているにもかかわらず、高齢者だけが10年間で倍増している。こうした背景があるにもかかわらず、高齢者標識を義務化することを「高齢者いじめ」と聞こえの良い言葉で批判する議員が多いことにはあいた口がふさがらない。

現に自分だって、蛇行運転したり、赤信号で停止できずに横断歩道で停車してる高齢ドライバーを目にしている。高齢者側からは「高齢者だから事故を起こすと考えられることが悔しい」だとか「若者だって事故を起こす」といった主張があるらしいが、それならば免許更新の際に自ら適性検査を申請して、その上で問題ないということを認めてもらって運転してもらいたい。

自分は昨日、高齢ドライバーに轢かれかけたんでね。